danshokukei

映画 ええやん

バーフバリのカッタッパと倫理に関する気づき※ネタバレあり

噂のやつみてきた。前作はまだ見てない。


結果、サイコー。

壮大で大迫力、ぶっとんでて笑えて、超カッコいい。

これぞボリウッドの最高傑作、て感じ。


期待どおりの感情が得られたのも良かったが、

思いもかけない気づきも得た。



結論からいうと、

自分は、正義より義理人情に寄っているということ。

あれね。カッタッパの『裏切り』。



カッタッパが、バーフバリを裏切りました!

て自己宣告するとこから回想はじまるじゃん。


なんで!? ていうのが、まあ回想の大きなテーマだよね。


現在時点のカッタッパは、こっち側の人間になってるし、何か納得させるような理由があるのか? て血眼になって見てた。

間違って殺しちゃった☆ には映像的に見えなかったし。


で、回想は、私の中ではフラグが立たないまま、バーフバリがカッタッパに殺されるシーンに来てしまう。


えーーーーなんで!?!? カッタッパ狂ったか? となる。


すると、バラーラデーヴァが現れ、バーフバリを反逆者に仕立て上げたということを明かす。

見ると、カッタッパはめっちゃ痛恨、驚きの表情をしている。


そこで私は思い出す。あ、カッタッパ、そういえばそのこと知らんかったんや、と。


そして、悟る。彼は、愛するバーフバリが罪を犯したなら罰するべきだ、命令された自分が。それが正義だ、と。長年王家に仕えてきた我が家系の誇りだ、と。

バーフバリを殺した理由がやっと分かった。

 

途中まで、カッタッパなにやってんだよ!!!! て思ってたが、カッタッパは勇気ある人物だよ。そして被害者。


私は、カッタッパが真実を知らないということを忘れていた。しかし、それを差し引いても、私は、正義より身内への義理人情をある程度優先するタイプなんだと思う。


家族が重罪を犯したとする。ブタ箱行きくらいの罪なら、償えと言って警察に差し出す。しかし、死刑になる程の罪を犯したなら? そんなことは想像できないが、たぶん、匿うだろう。バレた時、自分が罪を負うとしても。


私のような人が、多数派なんじゃないかな。


考えさせられたね。


あと、バーフバリの水戸黄門シーン好きだった。どこの国の人もああいうシーンにはカタルシス感じるのかね。


おわり。