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映画 ええやん

『ゲーム理論はアート』と松島斉先生の授業

授業を受けている松島先生の書いた新作本。

シラバスや内容紹介を見る限り、購入必須という訳では無さそうだったが、すぐ読みたかったので金欠ながら購入。図書館のものは全部借りられていたし。

 

なぜすぐ読みたかったか?

それは、例え興味のど真ん中という訳でもない分野でも、そこに対する熱量、ロマンを感じるのが好きだから。

 

最近って結構そういう人が多いんじゃない? SNSでも独自のこだわりをアピールしたものがバズっていたり、マツコの知らない世界にマニアが出まくってて視聴率も割と良さそう?だったり…

 

先生のミステリアスだけど隠れロマンチストっぽい?人柄、ゲーム理論はアートというタイトル、アート的デザインから、そういったものが感じられる本になってるんじゃないかと思ったから。

 

結果、とても良かった。

期待通り。ゲーム理論の可能性、そこに向けたロマンを存分に感じられる。

そして、ゲーム理論だけでは力不足で、学際的協力により現実に力を発揮すると誠実に書いてあるところも好き。

 

とにかく、おすすめ。

 

?授業の理解補助として役に立つか

個人としては役に立った。

ただし、数学的な解説はほぼ載っていないためそこを求めるのはお門違い。

むしろ、私のように、勉強中に数学的なことと現実との対応が良く分からなくなり理解が進まななくなったり、ただ単に数学的なことをやり過ぎると頭が痛くなってくる人のための息抜きとして有用だと思う。