『日本人の知らない武士道』アレキサンダー・ベネット
・何故この本を
剣道の良さを初めから知りたいから。
足掛け7年、剣道をやっていた。ずっとやっていくものだと思っていたがやめた。
分析した結果、根本的には、結局剣道のことを最優先でやれるほどには好きでなかったことが原因と結論が出て、悲しくなった
そもそも最初はかっこいいという憧れではじめ、続けていたのも剣道をやっているというちょっと特殊でかっこよく話のネタにもなるステータスを気に入っていたことが中心だった
そういう外的な要因はなんだかみっともないと奥底で思っていたのか、剣道を好きだ好きだと自己暗示をかけてた
辞めた後、果たして上の要因以外で剣道の本質的なよさ、私の内側から出で感ずるよさって何だったのだろうとたまに考えてしまう
基本、剣道の稽古は辛い。防具は重くて臭いのにまあまあの重さの棒をぶんぶん振って早く動かなければならない。
点で考えれば色々ある。一本取れたときや、厳しい先輩に珍しく褒められたときの嬉しさ。終わった後の爽快感。団体戦での団結。
ただ、思った。上記のことは、スポーツなら大体共通することだ。一方、剣道、ないし武道には特有の精神というものがあり、鍛錬することでその精神が身につき、大変よいものらしい。しかし、私はあまりそこらへんを意識せず剣道をしてきた。礼儀を重んじるとか、心技体とか、そういう小並感あることならわかるけど。
つまり、もっと剣道を好きになれるのではないか?良さを知る余地があるのではないか?そう思った。
上記が主な理由。内的なもの。加えて、外的な理由も少しある。日本では、最近、武士道精神的性質(と私が勝手に認識しているもの)が嫌われているのではないか。会社や部活動など。日本的精神の行き過ぎ。武士道と日本的精神は違うのか。何はともかく、確かに今の日本社会はおかしいところだらけだが、元来の良さというものもあるはず。そこら辺のヒントが、武士道精神になるのではないか。
?武士道は日本を代表する精神?
?剣道と私の精神の強さ?